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[ CAREERS 04 ]

先輩たちの仕事

三菱地所設計では、異なる職能の先輩たちがチーム体制でプロジェクトを進めていきます。
ここでは、代表的な8つの職能の先輩たちの仕事とその想いを紹介します。
※所属・入社年数はインタビュー当時のものです。

意匠設計とは?

建物の用途や周辺環境、事業主からの要望や経済性、法規などの諸条件に向き合い、設計の意図やアイデアをまとめ上げてデザインしていきます。プロジェクト全体のコントロールを担うのが意匠設計の役目です。三菱地所設計においては、多種多様な案件を担当できるフィールドが用意されているのが大きな特徴です。

働く上での指針
建物をデザインすることは、街に対する責任を持つということ

建築設計三部では、金融オフィスから商業・物流・研究施設など、さまざまな建築の意匠設計を行っています。最近では海外のコンペにも積極的に取り組んでおり、デザイン手法やプレゼン手法など、先輩方の活躍に多くの刺激を受けています。
これまでで最も印象に残っているのは、丸の内の大規模な建て替えプロジェクトです。計画スタート以来、数多くの先輩方が携わってきたプロジェクトで、私は工事着工頃から担当になりました。担当になってから経験した大きな出来事としては、6基の巨大な外装モックアップ(建物外装の原寸大の試作)の製作に関われたこと。その中では、仲通りに面したファサードのアイコンとなる外装の一部に、プロジェクトメンバー全員で議論を重ねたデザインが採用されています。新築工事が本格化してからは、日々刻々と立ち上がる建物の様子を見て、感激すると同時に身が引き締まる思いです。

建築設計三部|入社3年目
糟谷 麻絋

自分の想いとクライアントの想い。双方を満たすデザインプロセスの確立へ

現在は平行して某ビルの建替計画を手掛けています。今は基本設計段階で、ファサードやコンセプトの提案を行っているところですが、自分が考えている提案やデザインをクライアントに説明し、いかに理解を得て、満足いただけるかを、上司の意見をもらいながら日々プレゼン方法を模索しています。またこのプロジェクトでは、BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)を活用し、初期段階からフィニッシュまで合理的に運用できるかどうかを含めた多角的な検討を行っています。
BIMでは、提案時にすぐ3Dを立ち上げて、比較的高精度の完成イメージをプレゼンすることができますが、合わせて手描きの表現を取り入れるなど、業務を合理化しながらもあえて議論の余地を残し、お客さまの要望をうまく引き出せるような仕事の進め方を模索しています。
デザインが決まるまでは、悩み続ける苦しい時間が多いと同時に、とてもやりがいのある時間でもあります。そして、決定したデザインに少しでも自分のアイデアが採用された時は、設計者として大きな喜びを感じます。

もっと優れた答えはないか。悩み続けることもこの仕事の面白さ

日々の設計業務においては、自分のアウトプットに疑問を持つことを忘れないように気をつけています。ただ流れ作業のように行うのではなく、納まりはどうなのか、他に考えられる形状はないのかと、常に自らに問い続け、思考し続けています。ただ、携わっているのが大きなプロジェクトなので、都市計画上の制約もありますし、デザイン的には良くても機能的に駄目だった、あるいは法律に引っ掛かったというケースも少なくありません。当然一人で悩んでも前に進まないので、周りの先輩方に聞くことで、視野が広がり、提案の精度も上がっていきます。忙しさに流されてしまうこともありますが、私たちの仕事に答えは一つではないので、悩むこと、そしてコミュニケーションをとることが、私たちの仕事の魅力だと思っています。

視野を広げ、街を歩き、デザインのヒントを蓄積する

意匠設計者として多様なニーズに応えられるよう、常に広い視野を持つことを心がけています。仕事でもプライベートでも、見渡せばあらゆるモノ・コトにデザインのヒントがあります。思考がまとまらず手が止まってしまうときは、本社がある丸の内の街を歩いたり、先輩方の作品集や雑誌を見たりしていますが、思わぬことがきっかけでアイデアがまとまったりします。
話題の建築を見に行ったりもします。最近は、写真家で現代美術作家の杉本博司さんがデザインされた小田原の「江之浦測候所」や、広島県福山市の「新勝寺 禅と庭のミュージアム」に行き、素材使いや自然と建築が共存する空間構造に心を打たれました。とてもコンセプチュアルな建物で衝撃的でした。どちらも今の仕事の完成姿とはやや方向が違う建築ですが、デザインの考え方やモチーフのつくり方は見ているだけで勉強になります。

三菱地所設計を選んだ理由
建物から、人の営みをつくり出す仕事がしたかった

大学院の頃から建築と街並みの相関に関心がありました。それは、環境軸の考え方が主流となる中、今でこそどの設計事務所も考えていることだと思いますが、三菱地所設計が約130年の長きにわたり丸の内の街と空間づくりに貢献してきたソースをたどるにつれ、その先進的な思想と自由なスケール感に惹かれるようになりました。私がやりたいのは、建物から人の営み、体験をつくり出すような仕事。実際に当社の業務は、インテリアからまちづくりまで多岐にわたり、建物単体から街と人の新しいシーンを創り出せることに魅力を感じています。

学生の皆さんへのメッセージ
分からないことを楽しんで、積極的にチャレンジする姿勢を

入社してからも実感しましたが、三菱地所設計は、丸の内のまちづくりに限らず、多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。いつも新しい課題に直面しますが、分からないことを楽しんで、疑問や新しいことにも積極的にチャレンジする姿勢があれば、仕事がどんどん面白くなってくると思います。会社の色に捉われず、色んな考え方の方とお会いできることを楽しみにしています。