04

[ CAREERS 04 ]

先輩たちの仕事

三菱地所設計では、異なる職能の先輩たちがチーム体制でプロジェクトを進めていきます。
ここでは、代表的な8つの職能の先輩たちの仕事とその想いを紹介します。
※所属・入社年数はインタビュー当時のものです。

電気設備設計とは?

建物の受変電設備をはじめ、照明や弱電機器、セキュリティなど電気に関わる一切を設計する業務。着工後は現場へ出向いて設計意図通りに工事が進行しているか、監理も行う。三菱地所設計では、ビル1棟すべての電気設備設計を担当するため、幅広い経験を養うことができる。

働く上での指針
機能性、意匠性、メンテナンス性。すべてを備えた照明を

電気設備設計者として、照明・セキュリティ・通信・弱電設備から、受変電設備・発電設備に至るまで、建物に関するあらゆる電気設備を設計・監理しています。主たる業務のひとつである照明計画は、空間の用途と機能、それに対して求められる明るさなどの要件に基づいて設計を行います。照明計画が空間デザインとより密接な場合は、意匠設計者との打ち合わせを重ね、要件を充たす照明計画の検討を行います。
空間の用途によっては、より踏み込んだ提案が求められます。例えば美術館の展示スペースの場合、色の再現性が高い照明器具や、調光が可能な照明器具を選定するなど、展示物をより美しく見せるための工夫が必要になります。展示物の配置換えなども考慮し、照明器具の位置や光の照射方向を変えることができる仕様とすることや、タブレットによる調光制御機能を付加するなど、管理や運用のしやすさにも配慮しながら計画を練っていきます。

電気設備設計部|入社3年目
髙田 祐介

人と建物を守るセキュリティ。新しい技術も積極的に取り入れる

セキュリティシステムも重要な電気設備の一つで、建物のセキュリティ計画に対し、適切な設備機器の配置を計画していきます。セキュリティシステムと連動する火災感知器の誤作動なども想定した上で、建物利用者とその財産を守ることができるよう、検討を重ねていきます。
入退室管理システムは、現在カードリーダーによるものが主流ですが、例えば今後、次世代の認証システムが導入されると、新しいオフィスビルの環境が生まれることが想像できます。扱う設備、職務の幅広さはもちろんですが、常に新しい技術にチャレンジできることも電気設備設計の醍醐味といえます。

緻密な想定を重ねながら、建物の心臓部を設計する

数ある電気設備の中で、最も需要なのが受変電設備です。これは電気設備の根幹であり、建物の心臓部ともいえます。受変電設備のスペックを決める上では、末端の負荷の総量が大きな要素となりますが、実は逆の順序で設計を行わなくてはなりません。末端の負荷は事業者の要望によるところが大きく、竣工間際まで変更の可能性があり、竣工後の運用でも変わっていくものです。よって我々設計者は、過去の同規模・同用途の建物における設備スペックや事業者との打ち合わせに基づき、将来の要求性能にも対応できるよう、緻密な想定を重ねながら設計を進めていきます。
受変電設備や発電設備はサイズが大きいため、計画の初期段階で所要スペースの想定と、建築プランとの調整が必要になります。それぞれのスペースは、大きすぎても小さすぎても問題が生じます。想定を外しすぎないよう、設計の進捗に合わせて精度を高め、意匠や構造、機械設備との兼ね合いにも配慮しながら、綿密なシミュレーションに基づく設計を行うことが大切です。

どう考え、なぜその結論に至ったのか、明確な根拠を持つ

これは電気設備設計に限らずですが、設計業務を進める上では迅速な行動と決定を求められる場面が多くあります。それに対して応えられるだけのスピード感を養うことはもちろん、その行動と決定に対して明確な根拠を持つことを心がけています。設計は答えが一つではなく、また多くの人と協働する仕事です。例えば、他職能や事業者に説明するときも、どのようなコンセプトに基づいてそのアウトプットに至ったかを明確にできるか否かで、相手の納得感は変わってきます。部内の上司との会話でも、単純な良し悪しではなく、むしろその結論に至った思考プロセスの質を問われていることを強く実感します。また、そのプロセスや結論は独りよがりなものではなく、関わる相手の状況、考え、要望に対する想像力に基づいたものでなければならないということを常に意識しています。

三菱地所設計を選んだ理由
面的開発への志向性が、設計者としての幅を広げてくれる環境

この会社を選んだのは、大学院の研究分野である照明(環境心理)の知見を生かすことができ、なおかつその成果がより大きく表れる環境だと感じたからです。また、面的な開発・設計に携われる可能性がある環境であることも大きなポイントでした。例えば今後、電気自動車を利用した電力融通を行う時代が来ることを想像したとき、会社として丸の内や横浜みなとみらいを面的に開発してきた実績を持っていることは、電気設備設計者としてのチャレンジの幅が大いに広がるだろうと感じています。

学生の皆さんへのメッセージ
広い視野を持ち、自分の可能性を模索してほしい

学生時代に学んだことにとらわれて、将来の選択肢を限定しすぎないようにしてほしいです。電気設備設計は、業務の幅が本当に広く、部内にもさまざまなバックグラウンドを持った方が活躍しています。まずはできるだけ広い視野を持ち、自分の可能性を模索した上で、最終的に当社と電気設備設計を選んでくれたら嬉しいです。