WORKS

Vol.13

アーバンデザイン

大手町・丸の内・有楽町地区スマートシティビジョン

2020/04/30

人の「移動」をSmart&Walkableに変える、
都市のリ・デザイン

大手町・丸の内・有楽町にわたるエリアにおいて、次世代新技術を導入した次世代スマートシティを実現する取り組みが始動しています。その未来像を描く取り組み「大丸有スマートシティビジョン」の策定において、「新たなモビリティに対応した都市のリ・デザイン」を提案しました。パーソナルモビリティがアシストする大規模な回遊歩行空間や、建築とインフラを統合した新しい交通システムが、都市のあり方を変えてゆきます。

image 1 歩行者とパーソナルモビリティの共存

大丸有スマートシティビジョンの大きなテーマのひとつに新しい歩行空間の提案があります。街づくりの中で形成してきた、にぎわいとアメニティあふれる歩行者優先の空間を、新技術や新モビリティの導入によってより高め、リ・デザインしていくものです。単なる歩行者専用にとどまらず、ここではパーソナルモビリティやパレット型モビリティなどの「新たなモビリティ」が人をアシスト。人と人とのフィジカルなコミュニケーションがより促進される空間が展開されます。もはや沿道店舗と歩道、歩道と車道の境界はなく、建築とインフラがフラットに連続し、時にはイベントが開催されて、道路空間が通行空間としての機能だけでなく、にぎわいの場となることが実現されています。

[実績]丸の内仲通り街路整備事業
(東京都千代田区、第1期:2002年竣工、第2期:2007年竣工、延長820m、幅員21m)
(上)1960年代の仲通り[三菱地所提供]
(下)大丸有地区を南北に貫く仲通りを、ヒューマンスケールの憩い空間を目指して街路設計を行った。
[NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会提供]

image 2 シームレスに連続する交通結節点

従来の車道・歩道といった概念に捉われず、速度や用途の異なる歩行、低速・中速パーソナルモビリティ、自動運転車、公共交通システムなどの複数の移動手段が複合された路上交通システムを構築します。そこで重要になるのが、移動手段の切り替え。移動の流れをスマートにつなぐ交通の結節点をデザインします。

モビリティの乗り換えがスムーズにできる駅まち空間

[実績]東京駅丸の内口駅前再整備
(丸ノ内ビルディング、新丸の内ビルディング、行幸地下通路、
駅前地下広場他/東京都千代田区)
日本の中心駅である東京駅前の交通結節性を高めるべく、
駅周辺の建物と都市基盤施設を連続的・一体的に計画した。

[実績]JR博多シティ(福岡市博多区、2011年)
九州の「顔」・アジアの「玄関口」にふさわしい魅力ある駅と駅前広場、
商業施設を一体的に計画した。

image 3 建築とモビリティが結節する地下空間

地下は地下鉄、地下通路とのアクセスや駐車場の連結など、建築とモビリティの結節空間。ここでも「移動」手段をシームレスに切り替えるシステムが導入され、新しい流れが生み出されます。自動運転などの新技術により効率的な駐車が可能となり、駐車場スペースに余剰が生まれます。そのスペースを、新たなモビリティの格納庫や、タクシープールなどのにぎわい空間に転換。たとえば移動式パレット型モビリティなどを導入して空間の質を変えてゆきます。これまで主に交通、駐車のために利用されてきた地下空間に、これまでなかったにぎわいを創出します。

image 4 まち全体の最適化プランニング

道路、交通拠点などの交通インフラのあり方を最適化するため、建築や通りを含めたまち全体の構造をリ・デザインします。

[実績]池袋駅周辺地域基盤整備方針2018(東京都豊島区、2018年策定、約143ha)
豊島区から業務を受託し、池袋駅周辺の基盤整備方針について取りまとめる
コンサルティング業務を実施した。

大丸有スマートシティビジョンについての詳細はこちらをご覧ください。
(大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会ホームページに移動します。)